空き家を管理する目的とは?自分で管理するための道具や方法について解説

2023-05-11

空き家を管理する目的とは?自分で管理するための道具や方法について解説

この記事のハイライト
●空き家を放置すると老朽化が進み、放火などのリスクがある
●空き家の管理の際には近隣の方に挨拶することが重要
●空き家の管理では換気や通水をすることが必要

空き家を相続したけれど管理について頭を悩ませている方は多くおられるかと思います。
空き家は放置するとさまざまなデメリットがあるため、しっかり管理をするということが大切です。
大阪市平野区、東住吉区、阿倍野区で空き家を所有している方に向けて、空き家を管理する目的や方法について解説します。

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空き家を自分で管理する目的とは

空き家を自分で管理する目的とは

空き家は放置しておくと建物の老朽化が進むだけでなく、犯罪の拠点になったり、放火の対象となる恐れがあります。
そうなると地域の不安定要素となり、ご近所の方に多大な迷惑をかける要因になりかねません。
空き家を放置すると通気されないため、湿気が空き家に溜まり、建物の老朽化が進みます。
湿気が溜まると室内にカビが異常繁殖するだけでなく、フローリングや畳が劣化し、シロアリの大量発生、悪臭の発生、ネズミの繁殖など、さまざまな問題が起こります。
このような状態になると、建物の基礎までも劣化し、その結果、倒壊する可能性も出てきます。
倒壊した場合の責任は所有者にあり、怪我人などが出た場合には責任を負うことになります。
ほかにも、先述したように勝手に家に侵入されたり、犯罪の温床になる危険性もあります。
また、空き家を放置して自治体に特定空家に指定されると固定資産税の軽減措置が撤廃されるので、固定資産税の負担が大きくなります。
特定空家に指定されると最終的には強制的に解体されてしまうこともあります。
そのため、自治体から改善の勧告などがある場合は速やかに対処しましょう。
また、勧告があっても対処しない場合には罰金が課せられることもあるため注意しましょう。
なお、解体となれば解体費用は所有者に請求されます。
所有者が解体費用を払わない場合には、公売となり、そこから解体費用を回収される流れになります。
このように空き家を放置しておくと、ペナルティが課せられるので、所有者は責任をもって管理する必要があります。

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空き家を自分で管理するために必要な服装や道具

空き家を自分で管理するために必要な服装や道具

空き家を放置するということは、色々な問題があります。
そのため、空き家の所有を続けていくのであれば、しっかり管理する必要があります。
まず、空き家を管理するためには、室内の清掃などをする必要があるのですが、その前に近所へご挨拶しておくことが大切です。
今まで放置していた空き家に清掃に行くと、近隣の方から不審に思われることがあります。
そういうことがないようにするためにも、近隣の方へのコミュニケーションは欠かせません。
特に今まで空き家状態であれば、近隣の方は不安を持っていたかもしれませんので、そういういった問題を解消するためにもまずは近隣の方への挨拶をするようにしましょう。
挨拶をする上で重要なポイントは次のとおりです。

  • 地域の治安の確認
  • 空き家だったことで近隣にご迷惑をかけていなかったかの確認
  • 緊急時の連絡先をお伝えする

自分で空き家を管理する場合に必要な道具や服装

まず服装ですが、空き家の管理というのは清掃がメインになりますので、動きやすくて汚れても良いものにしましょう。
また、雨天の場合もありますので、雨よけの雨合羽やナイロン製の服のように水分を弾くものもあると良いでしょう。
庭などがある空き家の場合は、蜂などの害虫対策も忘れてはいけません。
この場合は半袖のシャツだと刺されたりしますので、特に屋外で作業をする場合には長袖のシャツは必須です。
管理で必要な道具は次のとおりです。

  • 軍手
  • 室内で履く履物
  • 掃除道具
  • ゴミ袋
  • 脚立や懐中電灯

軍手

軍手を使うのはケガ防止のためです。
空き家の掃除については重いものを持つだけでなく、枯れ草やゴミなどを集める必要があります。
素手だと何かのきっかけで怪我をする可能性が高いため、それを防ぐため軍手が必要です。

室内で履く履物

空き家はホコリなどが溜まっているので、素足で歩いていると怪我だけでなく室内のホコリを戸外に持ち出してしまいます。
そういうことを防ぐためにスリッパなどの履物が必要になります。

掃除道具

室内の汚れはカビの繁殖の最大の要因となりますので、まずは室内をきれいに掃除して清潔にすることが必要です。

ゴミ袋

掃除で集めたゴミはゴミ袋にまとめて、必ず持ち帰るようにします。
ゴミ袋を放置しておくと放火されるリスクが高まるため注意しましょう。

脚立や懐中電灯

脚立や懐中電灯は、床下や屋根裏のチェックをする際に使用します。
ネズミやカビなどが発生していた場合は、早急に対応する必要があります。

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空き家を自分で管理する方法

空き家を自分で管理する方法

最後に空き家を自分で管理する場合に具体的にはどういうことをするべきなのか、説明します。
まず、空き家を管理する上で大事なことは次の3点です。

  • 室内の換気
  • 定期的な通水
  • ポストのチェック

室内の換気

一般的に人の住んでいる家は、ドアや窓を開閉しますので、室内に湿気がたまることが少ないでしょう。
湿気は家を老朽化させる最大の原因で、空き家を放置していると空気の入れ替えなどをしなくなるため老朽化が進んでしまいます。
湿気対策として、定期的に換気をすることが大切です。
定期的に家の中の空気を入れ替えることで、室内に滞留している湿気を室外に排出します。
ほかにも靴箱やクローゼット、押し入れなどは湿気が特に滞留しやすくなりますので、入念に換気をするようにしましょう。

定期的な通水

空き家の管理として通水も重要です。
空き家を放置していると水道も使わなくなるでしょう。
水道管は使用していないと錆びてしまい、最悪の場合、水道管が破裂する原因にもなります。
また、水を流さずに放置していると、水道管のなかの水が蒸発します。
水道管のなかの水が蒸発してしまうと、下水管の空気が水道管を通じて家の中に流れ込み、悪臭の原因となります。
悪臭が発生すると、害虫が発生するだけでなくネズミが侵入する原因となるため、定期的に通水する必要があります。
通水は、月に1度、水道から水を1分程度流しましょう。

ポストのチェック

空き家を放置していると郵便ポストに郵便物がたまりますので、こちらもしっかり管理する必要があります。
ポストに必要な郵便物が届いている場合には、住所変更の手続きが必要ですし、チラシが溜まっている場合は、不在であることが不審者にわかってしまいます。
また、放火の危険性も高まるため、注意しましょう。
このように空き家を放置していることでさまざまなリスクやデメリットがあるため注意しましょう。
また、空き家を今後も活用する予定がない場合は仲介での売却や買取を検討してみてはいかがでしょうか。
相場価格よりは下がる可能性がありますが、買取であれば早期に現金化することも可能でしょう。

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まとめ

空き家は放置していると倒壊や放火される恐れがあるといった、さまざまなデメリットがあります。
そのため清掃や定期的な換気・通水といった適切な管理が大切です。
しかし空き家の管理は1人でするのはなかなか大変でしょう。
もし、所有している空き家を活用できず放置している場合は、早急に売却することがおすすめです。
スタートエステートでは、不動産に関するご相談を受け付けております。
大阪市平野区、東住吉区、阿倍野区で空き家を所有していて管理でお悩みの場合はお気軽にお問い合わせください。

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末澤章史

資格:ファイナンシャルプランナー 任意売却士

大手フランチャイズの不動産会社に勤めてから現在まで、早20年を数えます。
今まで、お客様応対やオーナー様応対の経験・知識を活かし、
お客様にとって「任せて良かった」と言って頂けるよう、心がけております。
長年営業を続けてきた経験を礎に作り上げてきたあらゆるネットワークとノウハウを駆使し、
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